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『やりたいこと』があるのになぜ『やらない』のか? その原因と解決策

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この記事のライター

FUTALABO インターン 井畑 詠吾いばた えいご
圧倒的クリエイティブ人材を目指す『ネガティブ思考家』。
この記事では、北海道の皆さんに今後のキャリアや少しでも役に立つ情報を発信していきます。




こんにちは、ふたラボインターン生のエイゴです。

突然ですが、あなたは好きなことを仕事にできていますか?もしくは、やりたいことがあるけど「どうせできない」と思っていませんか?



総務省の取った統計によると、「好きなことを仕事にできている」に『はい』と答えた人は33%、『いいえ』と答えた人は67%で、満足して仕事ができている人はほぼ3人に1人のようです。



そこで今回、しかし、多くの人は働く前や、働いていく中で「やりたいこと」など何か仕事に対して目標はあったと思います。そういった目標を実現・実行させるためにはどうしたらよいのか?



北海学園大学佐藤大輔さとう だいすけ教授にお話をききに行きました。


北海学園大学経営学部教授 佐藤 大輔さとう だいすけ
神戸大学大学院を卒業後、2002年から現職。
研究テーマは『行為のマネジメントー創造性と自立性のための「実践」の研究』

待っていて"チャンス"は来るのか?

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やりたいことはあるけど実現できていない人には特徴があって、一つは、いつ来るかわからないタイミングを永遠と待っていること。

多くの人は受け身思考で、タイミングを待っているのだと思う。
作るんじゃなくてね。

待っているということは絶対とは言わないけど、チャンスなんて訪れないよ。(笑)


しかも、もっと言うけど、タイミングっていうのを意識している時点で結構負けな感じがするんだよね。


タイミングじゃなくてやりたいか、やりたくないか、つまり俺が思うのはタイミング待っているんじゃなくて、「やりたくないの」
やりたいと思えていないっていった方が良いかも知れないけど。

やりたいなら、やるもん。


しかし、多くの人は「いやいや、私やりたいですよ」って絶対に思っているはず。けど、それは、やりたいとは言えないよってことを言いたい。



②やりたいことはあるけど…


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さらに、個人としてはやりたいと思うけど、社会人としてはやるべきでないと思っている。


だから、実現ができない。どっちかというと、ちゃんと就職して、ちゃんとキャリアを積み上げたい自分がいるのかもね。


人間は大体二つの自分をもっていて1つは、社会人としてあるべき姿でありたいと思う人間と、もう1つはやっぱりやりたいことをありたいようにありたいとう人間がいると思う。


俺、よくネタに出すんだけど40歳超えて「カフェやりたいんだよね」って女の子口説いてる中年のおじさんとかいるわけさ。
「なんでやらなかったの?」って思わない。40歳まで結構あったしょ。


それはやりたいんじゃないの。やるべきだって思えなかったの。個人的にはやりたいとおじさんは嘘はついないんだけど、ところが社会人としてやるべきだという線を超えることができなかったの。

だから、できる範囲でそれを実現できなかったなぁなんていうことをえらそうに言っているだけの話ね。


でも、このおじさんの気持ちわからない?  そうなっちゃうよね(笑)



③まずは『準備』より『行動』してみる


思い出してほしいんだけど、学校の授業ってさ今役に立つかどうかわからないけど、きっと将来役に立つはずだから勉強しておきなさい。でも、今は役に立たないよっていうスタンスだったじゃない?


そんな勉強、だれが好きになる?大変じゃない?一部の人をのぞいてさ


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でも、例えば、大学に入ると、社会人の人も大学院に入るよ。なんで、今更おわった勉強をやるのか、先に行為をして、壁にぶつかると、それを解決するための議論が欲しくなるのさ。


つまり、先に行為して、あとに勉強という順番があるのさ。用意とか準備は後でやる。


全く同じ事で、英語もどんなに頭の悪いアメリカ人でも英語しゃべれるじゃん。

そう考えると学力じゃないんだ。先に経験、行為、実践があってその後に勉強なの。先に英語を勉強するアメリカ人はいないと思う。


こういったことからも、必要になった時に引き出すだけでよくない?
必要もないのに、先に準備してどうするの?


そう考えると、先に勉強するっていうことは徹底的に非合理的なのね(笑)


④大事なことは二つの考え方


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まとめると、今回話したいことは二つ
一つは、自分の『やりたいこと』を『すべき』にするという考え方。


「やりたいこと」を「すべきこと」にするのは理屈付けなので、自分に「なぜそれをやりたいのか?」を問い続けること。


そして、いかに、やりたいことがいかに社会的で必要なものかを屁理屈つくってそれを他者に説明するだけでいいのさ。


もうひとつは順番が逆だよねという考え方。


先に勉強、後で行為よりも、先に行為の後で勉強のほうがよくないっていうこと。


そして、それを順番で思い込みているのは実は学校教育にずっとさらされていると癖づけをされているだけで、よく考えると、それが全てのやり方ではないということに気付くことができるかな?

それをひっくり返すだけで、世界が全然違って見ようになると思うよ。